電気柵のポールを延命する

山奥で米作りしていて何が困るかといえば猪やシカなどの野生動物なのです。

世間では害獣などと呼びますが、どの視点で対象とするかでよい存在か悪い存在かは違ってきます。

地球規模でいえば野生動物は自然を壊しませんが、僕たち人間は環境破壊をしまくってて本当の意味での害獣は人間なんじゃないのかなぁと僕は思います。

電気柵で野生動物に抵抗する。

とは言え、せっかく作ってる作物を食べられては困るので、高圧な弱い電流が流れる糸の線で柵を作って「ここから先は来ないでね」って作物を守ります。

で、この電気柵のポールってのが結構高くて、しかも簡単に折れちゃう。

折れたら折れた分だけ短くなって、2回くらい折れたらもう使えなくなってました。

電気柵界に俺革命が起こる。

いつも「なんだか勿体ないなあ」と思いつつ捨ててたんですが、ある日閃いた。

何かでつなげばいいじゃないかってね。

ポールの筒の内径にぴったりな物を求めて世界中をさまよい歩いて(嘘)やっと見つけたぴったりな奴はとても身近な物でした。

13Aの水道用VP管が使える。

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13Aの塩ビ管を10センチくらいに切って、面取りしたパーツを作り、ポールの折れた部分をハンドグラインダーで切除して差し込む。

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適度な渋り感で入っていきます。

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なんということでしょう。

もう使えないゴミだと思っていた短いポールが、移植のドナーとして活用できる資源に変わった瞬間でした。(←大げさ)

俺、天才かも。

動物のアタックで折れたり、草刈り機の刃で切っちゃったり、経年劣化で地際がさびて腐ったり結構な数のポールがダメになるのですが、これからは継ぎ足して使えるようになったので、とても気が楽になります。

これを読んでくれた人(いるかなぁ?)、ぜひ真似してみてください。

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