春になりました。
昨年はひどい体調不良でお休みしてしまった米作り。
今年は再開します。体調不良の原因は自分としてはとっても意外なものでした。
まぁ、その話はまた別の日に書くとして、田んぼを整備することから話をしましょう。
田んぼって水をためて米を作る場所なので、水を入れたらずっとその水が田んぼにとどまってくれないと困るのですが、まぁいろんなところに自然の力で穴が開いてしまいます。
特に排水パイプの脇は弱いんですよねぇ。
塩ビ管と土のような硬さが違うものの境目って必ず隙間ができてしまいます。
一番水圧がかかる部分だけにここはきっちり毎年やり直しです。

無農薬で米を作るには
無農薬で米を作るには、雑草をそもそも発芽させない&発芽しても根付かせないことが重要です。
雑草の本葉が出るようなところまで放置してしまうと、草取り作業が追い付かず米作りは苦痛に変わります。
そこで、うちでは濁った深水で管理することと、自作の除草アイテムにより抑草しています。
漏水したからと言って安易に足し水をすると、水路の水は透明度が高く、入水口から入った透明な水が濁った水を追いやって、透明な水の田んぼになってしまいます。
そうなると田の底に太陽光が届いて、雑草が発芽します。
ただ深水にすればいいだけではないんです。
発芽させないようにするには水を入れたら濁らせるために田んぼ全体の泥をかき混ぜなくてはならないので、できるだけ長い期間一度入れた水をなくならないように保つことが重要なんです。
稲の葉っぱ同士が重なり合うようになると、影ができるのでそこから先は雑草はほとんど生えません。その状態になるまで必死です。楽するために必死ってのもなんだか変ですが、それぐらい草抜きはしたくない重労働なんですよ。僕もやってみるまで知りませんでした。
結局何でも最初が肝心
無農薬栽培の初年度は雑草と環境のメカニズムが未知だったので雑草を生やしてしまいすごく苦労をして草取りしましたが、結局雑草の成長するスピードに勝てず結構な数のコナギを生やしてました。
面倒でもしんどくても水を溜めたいときはきっちり溜めた状態を保つために漏水するところはとことんつぶす。
畔を塗るだけでは漏れは治りません。
水を張ってから漏れに気づいても遅いのです。

一旦パイプを掘り上げて隙間ができないように土を踏み固めます。
土は濡れ過ぎてても乾きすぎててもダメです。

こんな感じに埋まったらOK。
多分だいじょうぶ。
ただしここだけですがね(笑)